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父秀忠と祖父家康の素志を継いで

[#7字下げ]一[#「一」は中見出し]

 父秀忠と祖父家康の素志を継いで、一つにはまだ徳川の天下が織田や豊臣のやうに栄枯盛衰の例に洩れず、一時的で、三代目あたりからそろ/\くづれ出すのではないかと云ふ諸侯の肝を冷やす為めに、又自分自らも内心実はその危険を少からず感じてゐた処から、さし当り切支丹《き...

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ポプラの梢の空高く

[#ここから改行天付き、折り返して1字下げ]ポプラの梢の空高く大空を指さして厳かな聖《きよ》き自然の力を表わす幹はだの荒くれた並木の下にヘブライ文化の主流であるキリスト教の教会堂が建っている私は毎日その近くを過ぎるそして神秘な古典の物語りを思い出し、ありし昔《かみ》の日の幾多重ねた争闘...

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飛上るようにして

 飛上るようにして、やがてお幾が捧げ出した灯《ともしび》の影に、と見れば、予言者はくるりと背後《うしろ》向になって、耳を傾けて、真鍮《しんちゅう》の耳掻を悠々とつかいながら、判事の言《ことば》を聞澄しているかのごとくであった。「安心しな、姉さん、心に罪があっても大事はない。私が許す、小山由之助だ、...

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